10.04.2012

ラマファンデーションについて



*ラマファンデーションについて

ーラマファンデーションっていうのは、すごく後々有名になった場所でしょ?ー

風砂子:
今も続いてるの。

ー今も続いてるの? BE HERE NOWもすごく有名になった本だし。ー

風砂子:
うん。 あの頃ね、わたし達がいた頃はあの周り、本当にいっぱいいろんなちっちゃなコミューンとか、
ヒッピーがいっぱいあの辺りにいてね。
ヒッピーもいたし、アメリカインディアンのタオスプエブロインディアンとかさ、あとメキシコ人がいっぱいいて。
それとあの近くにはね、ヒッピーの前の頃にはね、アメリカのアーティスト、ジョージアオキーフとかね。
ああいう人たちもあの辺に住んでたの。
そういうね、すごくinteresting(おもしろい)な場所なのよ。

で、60年代にはヒッピーがバァッと入ってきて、いろんなコミューンができて。
でもその中で今でも存続してるのなんて…まぁいまでもそこに住んでる昔の友達はずいぶんいるけど、
今も存続してるコミューンなんてそんなに無いと思う。
ラマはずっと存続してる。

*ラマファンデーションが今でも続いている理由

彼らはやっぱりニューヨークを抜けて、自然の中で暮らしたいっていって言って。
それでニューメキシコに土地を買って、そこに引っ越していったとき、
その頃ヒッピーの間ではドラッグなんて日常のことだったからね。

でも彼女達は一応その、サンタフェの近くにいる、著名な人とかね、そういう人にちょっと相談したらしいのね。
そうしたら、その中の一人がドラッグの使用はやめた方がいいって言ったんだって。
その他にもいくつかのアドバイスでね。

それを実行したわけよ。
だからある意味では、それで今も続いているかなっていう。
まぁもちろんみんなそれぞれのキャビンとかではやってたけど、一応公式には禁止したわけよ。
それもあるかもしれない。
いまでもね、いろんなプログラムをやってるしね。

ー当時もやっぱりラムダスとかそういう人達が?ー

そう、ラムダスもしょっちゅう来てたし、アレンギンズバーグとかね。
もういろんな人が来て。
その頃はまださ、そういうグル達も、アメリカでそういう話しが出来るってのはすごい良かったから、
今みたいにお金を取ったりね、そういう事しないでさ。
日本の禅の老師とかね、ヒンドゥー教の人とか。
もういろんな人が来て、いろんな講義をしたり。すごかったのよ。

私はもともと無宗教、無政府主義者で無宗教だけど、
やっぱりそのラマの目的っていうのは、一つ一つの宗教を学ぶだけじゃなくて、その根底にある人間の宗教観とか、
その根底にある価値観が同じだ、共通してるんだっていう事を学ぼうっていう目的だったのよ。
だから普通の宗教的な団体とは全然違ってね。

そういう意味ではわたしもなるほどなぁと思ってね。
それでなかったら私も普通、宗教とかにはあまり関心持たないんだけど。

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