10.29.2012

秋野亥左牟さんとの出会い




風砂子:

もうほんとに背が高くてね。肩の破れたTシャツとかさ。
芸大ってのはもともとそういうね、バガボンドとかさ、そういう関係の人が
多くて、東大生とかああいう感じじゃ無い人が、いっぱいいたんだけど、
イサム程の人はわたし見た事無かったから。 

びっくりしたの。ウワーっていう感じ。

ーこういう人初めて見たって感じ?ー

そうそう、でも彼が発言するその言葉には、あぁわたしが思っていることを
言ってくれてるな、っていう感じがしてね。自分では言葉にならない事を
言ってくれてるな、っていう感じがすごくして。

社会問題研究会。
社研で、千葉県の海岸に行ってね、漁師達の姿を描こうっていう計画もでてさ。
ちょうどその頃は警職法とか、砂川闘争、砂川基地の闘争とかね、いろんなのが
出てきていてね。
そういうのももちろんだけど、労働者の、漁師達の姿を描こうって、そこに行ったりして。

わたしとイサムが偶然…もう一人の子が行く予定だったんだけど…偶然下見に行ったわけよ。
そのときに(二人の仲が)近くなって。

確か、警職法反対闘争のときだったと思うけど。
そのときね、デモに行って月島埠頭を歩き回っていたらさ、二人でね、夜中になって終電に遅れちゃったのよ。
しょうがないから野宿して。
(笑)
そっから始まったの。

その後でね、彼がね、これを引き上げながらね(とパンツを引き上げる仕草)
「ええコミュニストになろうや」って言ったの。
(爆笑)

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