10.22.2012

好奇心をもつこと



バックヤードで風砂子さんにいろんな質問をしてみました。
今日は”好奇心をもつこと”について。

*不安や恐怖がなさそうですが…
風砂子:
そうねぇどっちかって言えば、わたしはそんなに不安とか恐怖を感じる性格ではなかったけれど、でもやっぱり子供三人連れてね、ヒッピーになってあちこちしてた時はもちろん不安だったけれど、わたしはやっぱりそれをね、なんて言うのかな、ポジティブなほうにね、持っていくっていうね、そういう性質だったと思うのね。
それでなにかショッキングなことが起こると、例えばわたしの最初の夫と60年安保の最中に出会った時とか、「何この男!」っていうような、すごいショックだけど、そういうのに惹かれるね、性質があったと思う、昔から。 *画家の故•秋野亥左牟さん
カトマンズで最初にヒッピーに会ってもほんとに「ウワーっ」っていう感じで。
「何このビーンングは!裸の魂…それともキリストがヒマラヤを越えてきたのか」みたいなさ。
ほんとにこういう金髪でね、それに白いサドゥをまとってさ。もう目なんかほんとに宇宙を見つめている目で。
カトマンズのちっちゃな狭いさ、あの頃のカトマンズっていったらもうほんとに街全体が寺院とかそういう感じで、仏像とか神像が町中に立ってて、そういう中をそういうヒッピーがこうやって歩いてる…あのとき本当にショックだったね。
そういうのを見るとね、わたしは興味を惹かれるの。
その頃ほとんど日本人は住んでなかったけど、その中の人たちは「なんだあいつらは」ってこういう目をするわけよ。「何だあいつら、気違いじゃないか」みたいなね。
でもわたしも、元の夫のイサムちゃんもそういうのにね、すごい興味をもつ、好奇心があったの。
そうね、もちろんイサムと別れた時もそうだし、大変な事はいっぱいあったけど、でもそんなに恐怖っていうのはなかったっていうのは、まぁ幸いだったか不幸だったか…(笑)それでここまできちゃったみたいな。

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