10.18.2012

カナダのコミューン 2



*ヒッピーの家にみんなで泊めてもらう

風砂子:

ボートでその島には行って、でボートで帰って来て。停めてあったトラックに乗って
それでそこ(の家)に行ったわけね。泊めてもらおうってことで。
そこで、みんな床の上に泊まってさ、そういうの普通だったのよその頃は。
ね、ヒッピー達がみんなそうやって。

泊めてくれた人はモルモン教の人なんだけど、自分の社会を抜け出してね。
大工さんで、アメリカから来た徴兵拒否者とか戦争反対者を雇ってね、大工さんの仕事とか与えてくれてる人だったの。

そのときはね、わたしと父と同じくらいの世代で自分の半分くらいの歳の女の人と住んでたんだけど、大勢の人をすぐ床にいろんなものを持ち出して寝る場所を作ってくれて。

その人が今建てている家を見ていかないかって。すぐここから近くでね。
自分で土地を買って木を切ってその木で建ててる家を見に行かないかってね。
「あ、じゃあ」ってみんなで見せてもらって。それでそこへ行ったわけよ。
で、家を見せてもらって。
わたしも、こんな自然の中で森の精達の集いの場みたいだなって思ってたのね。
「それじゃあどうもありがとう」って帰ろうとしてたら、そのすぐ近くにすっごいちっちゃなキャビンがあったの。

そこからヒゲをはやした若いヒッピーが一人出て来て…若いヒッピーなんだけど…
でわたしにね「Are you Japanese?」(日本人ですか?)って聞いたのよ。
わたしが「Yes」って言ったらさ、彼がね、
「I know one Japanese man very well.」(僕は日本人の男を一人とてもよく知っているよ)って言うの。
「What’s his name?」(彼の名前は?)って言ったらね、「Hashi」って言ったのよ。

Hashiってわたしの妹の旦那さんなの。

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