9.12.2012

自分を開いていく




*システムを頼らず、自分を信じてきましたか?

風砂子:

私の場合は自分を信じるっていうよりも、芸大だったから、
やっぱりアーティストっていうのは、他の東大生とか、経済学者なんかに比べたら、
やっぱりどっかこう、フリーでさ。 きちっとしてないとこがあるグループだったしね。
もともと私の育った家っていうのが、まぁそうだったからね、っていう事もあるし、
いろんなそういう影響があってね。

60年安保のあと、日本は高度経済成長でバァーンとそっちに行き出したんだけど、
ちょうどそのときに、わたしはイサムがインドに行っちゃって帰ってこないから
私もインドへ行くという正反対の方向へ行ったわけ。
そこでヒッピー達に出会って。

そういうのもね、自分がこうしようって選んだわけじゃないんだけど、
なんか自然にそうなっていく…みたいなね。
ほんとに自分の人生不思議だなぁと思って。
誰がこの脚本書いてるんだろうと思って。(笑)

いろんな出来事が次々起こってね。
だからそれにやっぱり自分を開いていく?
それに閉じていたら…私だっていろいろあって
母からも叱られたし、何そのいい加減な、キチガイみたいなってさぁ。
でも叱られて、恐れて、自分を閉じちゃっているってことが、まぁ私の場合は出来ない性格もあるし、
しなかったからってこともあるよね。

やっぱり人生の状況っていうのは、必ずしも自分が選ぶようにはいかないから…
どっちかっていえばほとんどの場合。
だからその中でやっぱり自分が何を受け入れて何を拒否するかね、自分で決める事だと思うのよね。

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